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🌸 聖地巡礼レポート予告:琴と総一の通学路を辿る
先日、『わたしの沖田くん』の聖地、町田市への巡礼を敢行しました!
メインは、作中の「原町田大学(モデルは和光大学)」に通う琴と総一が青春を過ごした通学路の記録です。あの二人が見ていた風景、歩いた道を考察と共にレポートします。
原町田大学の旅は、作中でも時折登場する小田急線・鶴川駅からスタートしました。
駅のホームには、連載当時の面影がそのまま残されており、懐かしい情景が広がっていました。しかし、当時の雰囲気を伝える掲示板などが撤去されており、時の流れを感じさせます。
この小さな変化が、作品の世界と現実との間に横たわる、歳月という名の距離を静かに物語っているようでした。
鶴川駅前の喧騒と学生街の雰囲気
鶴川駅を降りてまず目についたのは、駅前に多くいた学生の姿でした。この周辺は、学生たちの生活を支えるかのように、親しみやすい飲食店や雑貨店が多く立ち並んでおり、活気ある学生街の雰囲気が色濃く残っています。作中の登場人物たちも、きっとこの場所で賑やかな放課後を過ごしていたのだろうと想像が膨らみます。
しばらく写真を撮っていると学生らしい彼らは一様に、同じ方向へと進んでいきます。私も町田駅からの車窓で『和光大学』以降原町田大学の位置を確認していたため、彼らが通学生だとすぐに分かり、その流れに加わることにしました。
活気ある学生たちの群れに続いて踏切を渡ると、目の前には鶴見川が流れています。川の流れに沿って、さらに奥へと歩みを進めます。
まずは駅前の踏切を渡り、次の目的地へと進みます。
鶴見川に沿って学生について行きます。
大正橋:物語の舞台へのゲート
活気ある学生街を抜けてしばらく歩くと、目的地のひとつである大正橋が現れます。
この橋は、作中の重要な舞台である原町田大学へ向かうには必ず通過しなければならない地点です。このことは、主人公の琴さんたちも、日々の通学で必ずこの橋を渡っていたことを意味します。
彼らの日常の足跡を感じながら、私たちもまた、作品の世界へと一歩足を踏み入れます。
大正橋近くの秘密の抜け道
大正橋を渡った先に、一見すると見過ごしてしまいそうな小さな小道がありました。
これは、きっと学生たちが通学のために近道として利用できるよう、意図的に作られた抜け道ではないでしょうか。
もし学生たちが前を歩いていなければ、その存在に気づかずに手前で曲がり通り過ぎてしまうところでした。この何気ない発見に、作品の舞台となった大学生活のリアリティを強く感じます。
道幅はそれほど広くないにも関わらず、車の交通量も学生らしき歩行者も多く賑わっています。この狭い通学路の混雑を緩和するためか、大学の送迎バスが頻繁に往来しており、作中の舞台となった大学の存在感を強く感じさせます。
この賑やかな坂道を、作者の野部利雄先生も学生時代に通学路として利用されていたに違いない、と確信を深めながら歩を進めます。
その通学路の途中に、私の目を引く建物がありました。それは、物語の主要な舞台である「和光荘」のイメージを強く彷彿とさせる佇まいのアパートです。
建物の古びた雰囲気から察するに、連載当時からこの場所にあった可能性は極めて高いでしょう。「もしかすると、この建物こそが、作中の和光荘の原型になったのではないか?」——そう考えると、聖地巡礼の最大の発見をしたような、胸の高鳴りを抑えられませんでした。
和光荘の原型と思われるアパートから、さらに数分歩を進めたところで、ついに原町田大学に到着しました。鶴川駅からわずか徒歩10分程度の道のりです。
この通学路を、琴さんたち多くの学生が毎日行き来していたことを実感します。目の前で繰り広げられるキャンパスの日常風景――活発な学生たちの姿を眺めていると、まるで『わたしの沖田くん』の物語が今もこの場所で、ひっそりと続いているかのように感じられました。
聖地巡礼の終着点であるこの大学で、作品への愛着と感動は最高潮に達しました。
Google mapより
Google mapより
今回の聖地巡礼は、最終目的地である原町田大学を無事にこの目で確認するという目標を達成しました。
構内に入って隅々まで見て回りたいという思いは強かったのですが、現実的な制約から断念し、代わりにGoogleマップに投稿された写真から、キャンパスの雰囲気を窺い知ることにしました。
しかし、少しでも長く大学の姿を見ていたいという情熱から、私は鶴川駅と町田駅の間をあえて3往復しました。電車に揺られながら車窓に広がる学生たちのキャンパスライフを眺め、そこに『わたしの沖田くん』のイメージを重ねることで、作品の世界観に深く浸ることができました。
この感動的な旅の証として、上記でご紹介した通学路周辺で撮影した写真を、この後に掲載いたします。